問18
労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)労働者の顔面と呼吸用保護具の面体との密着の程度を示す係数をフィットファクタといい、フィットテストに当たっては、フィットファクタが、定められた要求フィットファクタを上回っていることを確認する。
- (2)防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具は、粒子の漏れ率に係る性能が高い順に、S 級、A 級及び B 級に区分される。
- (3)化学防護手袋を使用後に再使用する場合は、手袋に付着した化学物質を溶解できる溶液や溶剤などに8時間以上浸漬の上、十分に洗浄、乾燥を行ってから再使用する。
- (4)防振手袋の内側や外側に他の手袋を装着すると、振動吸収性能が損なわれるおそれがある。
- (5)聴覚保護具の遮音性能を表す数値として、H、M、L の3つの値が表示されている場合があるが、この場合、聴覚保護具着用時に聞こえるおおよその音の大きさは、これらの値から計算して求めた値を環境騒音から差し引いて求める。
正答 (3)
化学防護手袋は、化学物質が手袋の材料に浸透・透過していくため、使い捨てが基本です。付着した化学物質を溶かす溶剤に長時間浸すと、手袋の材料が劣化したり、溶剤や化学物質が材料に染み込んだりするので、選択肢3のような再使用の方法は誤りです。
化学防護手袋は、対象物質に対する「透過時間」を確認して選び、その時間を目安に交換します。再使用する場合でも、付着した物質を落とす方法は手袋の材料を傷めないものでなければなりません。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)