問9
有害物質Ⓐと、その環境空気中の濃度の測定に用いる捕集器具又はろ過材Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
| Ⓐ | Ⓑ | |
|---|---|---|
| (1) | アクリロニトリル | 捕集袋 |
| (2) | エチルエーテル | 活性炭管 |
| (3) | エチレンイミン | ミゼットインピンジャー |
| (4) | コバルト | メンブランフィルター |
| (5) | 水銀 | グラスファイバーフィルター |
正答 (5)
水銀(金属水銀)は常温で蒸気として空気中に存在するので、粒子を捕らえるグラスファイバーフィルターでは捕集できません。水銀蒸気は、固体捕集法や液体捕集法で捕集します。よって、不適当なのは(5)です。
捕集方法を選ぶときは、まず対象物質が空気中でガス・蒸気なのか粒子なのかを考えます。ろ過捕集法(フィルター)が使えるのは粒子状の物質だけで、ガス・蒸気は固体捕集法、液体捕集法、直接捕集法で捕らえます。金属でも、水銀のように蒸気になるものはフィルターでは捕れない、という点がこの問題のねらいです。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)