問12
ろ過捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ろ過捕集法に用いるフィルターは、粒径が 0.3 µmの粒子に対し、95 %以上捕集する性能を有するものでなければならない。
- (2)フィルターによる粒子の捕集率は、粒径が 0.1 µmよりも小さな粒子では、粒径が小さいほど大きく、粒径が 1 µmより大きな粒子では、粒径が大きいほど大きい。
- (3)ろ過捕集法に用いるフィルターには、メンブランフィルター、ガラス繊維フィルター、石英繊維フィルター、硫酸含浸フィルターがある。
- (4)メンブランフィルターには、セルローズメンブランフィルター、ナイロンメンブランフィルター、銀メンブランフィルターがある。
- (5)クロム酸、重クロム酸及びこれらの塩の捕集には、フッ素樹脂製又は塩化ビニル製のメンブランフィルターを用いる。
正答 (3)
硫酸含浸フィルターは、フィルターに硫酸をしみ込ませて、アミン類などのガス状物質を化学反応で捕らえるものです。作業環境測定では固体捕集法に分類されるので、ろ過捕集法に用いるフィルターに含めた選択肢3は誤りです。
見た目はフィルターでも、粒子をこし取るのではなく、含浸した試薬と反応させてガスを捕らえるものは固体捕集法です。令和8年度第1回でも同じ論点が出題されています。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和7年度 第1回・2025年8月実施)