問12
振動障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)周波数補正振動加速度実効値は、振動が人体に与える影響が、その周波数によって異なることを考慮し、人体に影響を与える振動の強さを表したものである。
- (2)周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値は、直交する3軸方向の各周波数補正振動加速度実効値の2乗和の平方根であり、振動工具の振動値の大きさを表したものである。
- (3)レイノー現象は、振動や寒冷にさらされることなどにより、手指が発作的に蒼白になる現象で、発作が継続する時間は、5~15分程度であることが多い。
- (4)レイノー現象は、振動障害のほかにも、塩化ビニルへの低濃度・長期ばく露や閉塞性動脈疾患、膠原病などでも生じることがある。
- (5)局所振動障害では、一般に、自覚症状より他覚症状の方が先行して現れる。
正答 (5)
局所振動障害では、一般に、しびれや冷えなどの自覚症状が先に現れ、検査でとらえられる他覚的な所見はその後に現れます。他覚症状が先行するとする選択肢5は誤りです。
自覚症状が先に出るからこそ、健康診断では問診が重視されます。レイノー現象の発作時間(5〜15分程度)や、塩化ビニルなど他の原因でも起こることも、あわせて押さえておきましょう。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)