問5
化学物質等の性質及び挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)環境空気中の有害物質濃度の分布は、時間的にも空間的にも対数正規型に近い。
- (2)空気中における粒子状物質の沈降速度は、粒径が同じであれば、粒子の密度に比例する。
- (3)金属の研磨作業では、摩擦熱により溶融した金属がヒュームとして発生する場合がある。
- (4)有機溶剤であるテトラヒドロフランは、水にほとんど溶けない。
- (5)アセトンの極性は、エチルエーテルの極性よりも大きい。
正答 (4)
テトラヒドロフランは、分子の中に酸素原子をもつ極性のある有機溶剤で、水と任意の割合で混ざります。水にほとんど溶けないとする選択肢4は誤りです。
1,4-ジオキサンやアセトンなど、酸素原子をもち分子が小さい有機溶剤は、水によく溶けるものが多くあります。水溶性と脂溶性をともにもつ溶剤は、皮膚からも吸収されやすい点にも注意が必要です。
この問題で狙われた罠:水への溶けやすさと液性
1,4-ジオキサンやテトラヒドロフランは水とよく混ざる。クレゾールは弱酸性。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)