問2
「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)危険有害性には、「物理化学的危険性」、「健康に対する有害性」、「環境に対する有害性」の三つがあり、このうち、「健康に対する有害性」には、発がん性、生殖毒性、誤えん有害性など10の危険有害性クラスがある。
- (2)危険有害性区分が数字で示されているものは、区分の数字が小さい方が危険有害性の程度が大きい。
- (3)危険有害性クラスが異なっていても、危険有害性区分が同じものは、人体に対する危険有害性の大きさは同等であると判断できる。
- (4)一つの絵表示が、複数の危険有害性クラスや危険有害性区分を表すことがある。
- (5)絵表示を付す場合、複数の危険有害性を有する化学品については、複数の絵表示を付すことが原則である。
正答 (3)
危険有害性区分の数字は、同じ危険有害性クラスの中での程度の大小を表すものです。クラスが違えば判定の基準そのものが違うので、区分の数字が同じでも、危険有害性の大きさが同等とはいえません。選択肢3は誤りです。
たとえば「急性毒性 区分2」と「皮膚刺激性 区分2」は、まったく別の物差しでの区分です。区分の比較は同じクラスの中だけで意味をもちます。
この問題で狙われた罠:GHSの区分(数字が小さいほど危険)
区分1が最も危険で、数字が大きいほど程度は小さい。クラスが違えば区分が同じでも危険性は比べられない。区分の数はクラスで異なる。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)