問16
電離放射線障害防止規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、放射線業務従事者は、緊急作業には従事しないものとする。
- (1)女性の放射線業務従事者が管理区域内において受ける実効線量は、妊娠する可能性がないと診断されたもの及び妊娠と診断されたものを除き、3か月間につき 5 mSv を超えないようにしなければならない。
- (2)男性の放射線業務従事者が管理区域内において受ける実効線量は、5年間につき 100 mSvを超えず、かつ、1年間につき 50 mSvを超えないようにしなければならない。
- (3)放射線業務従事者が管理区域内において受ける外部被ばくによる線量の測定は、放射線測定器を、男性又は妊娠する可能性がないと診断された女性にあっては胸部に、その他の女性にあっては腹部に装着して行わなければならない。
- (4)放射線業務従事者が管理区域内において受けた外部被ばくによる線量及び内部被ばくによる線量の測定結果については、見やすい場所に掲示する等の方法によって、管理区域内に立ち入る者に周知しなければならない。
- (5)放射線業務以外の業務のため管理区域に一時的に立ち入る労働者については、医師による特別の項目についての健康診断を行う必要はない。
正答 (4)
放射線業務従事者の外部被ばく・内部被ばくによる線量の測定結果は、遅滞なく、本人に知らせることとされています。見やすい場所に掲示して管理区域に立ち入る者に周知する、という定めではないので、選択肢4は誤りです。
掲示による周知が求められるのは、管理区域の外部放射線による線量当量率などの作業環境測定の結果です。個人の被ばく線量は個人に通知、場の測定結果は掲示、と区別しましょう。
この問題で狙われた罠:被ばく線量の掲示・通知
線量の測定結果は、本人に遅滞なく知らせる(掲示ではない)。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第2回・2025年2月実施)