問10
作業環境評価基準等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)インジウム化合物等を取り扱う作業場における作業環境測定の結果は、第1管理区分から第3管理区分に区分することにより評価するために用いるのではなく、測定結果から得られた値の区分に応じて定められた性能を有する有効な呼吸用保護具を選択するために用いる。
- (2)2種類以上の有機溶剤を含有する混合物に係る単位作業場所にあっては、測定点ごとに、定められた算定式により求めた換算値を当該測定点における測定値とみなし、管理濃度に相当する値を1として管理区分の区分を行う。
- (3)A測定とB測定を行った単位作業場所において、第1評価値及び B 測定の測定値がいずれも管理濃度に満たない場合は、第1管理区分に区分される。
- (4)A 測定を行った場合には、計算により第1評価値及び第2評価値を求めて管理区分に区分するが、C 測定を行った場合には、測定値のうちの最大値及び最小値をもとに管理区分に区分する。
- (5)C測定とD 測定を行った単位作業場所において、C 測定の第2評価値が管理濃度を超える場合は、D 測定の測定値に関係なく、第3管理区分に区分される。
正答 (4)
C 測定を行った場合も、A 測定と同じく、測定値から第1評価値と第2評価値を計算し、それをもとに管理区分を決めます。測定値の最大値と最小値で区分するのではないので、選択肢4は誤りです。
インジウム化合物は、管理区分ではなく、測定結果の値の区分に応じた措置(呼吸用保護具の選定など)が定められている点が特殊です(選択肢1)。
この問題で狙われた罠:評価値の計算(幾何平均と幾何標準偏差)
第1評価値・第2評価値はどちらも幾何平均と幾何標準偏差から計算する。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)