問19
X 線回折分析法に関する次の記述の㋑から㋩の[ ]に入る語句の組合せとして、正しいものは下のうちどれか。「X 線回折分析法では、X 線管から生じる[㋑]を利用する。[㋑]にはKα 線や Kβ 線など波長の異なる X 線が混在しているため、金属薄膜を用いた除去フィルターやブラッグ反射角の差異を利用した[㋺]により選択したX 線を試料に照射する。試料から回折した X 線の回折角を[㋩]で測定し、ブラッグの法則を用いて試料の格子面間隔を求める。」
| ㋑ | ㋺ | ㋩ | |
|---|---|---|---|
| (1) | 特性 X 線 | モノクロメーター | コリメーター |
| (2) | 特性 X 線 | モノクロメーター | ゴニオメーター |
| (3) | 連続 X 線 | モノクロメーター | ゴニオメーター |
| (4) | 連続 X 線 | ポリクロメーター | ゴニオメーター |
| (5) | 連続 X 線 | ポリクロメーター | コリメーター |
正答 (2)
X 線回折分析法では、X 線管から出る特性 X 線を使います。特性 X 線には Kα 線や Kβ 線など波長の違う X 線が混ざっているので、金属薄膜のフィルターやモノクロメーターで1つの波長の X 線を選び、試料に当てます。回折した X 線の角度はゴニオメーターで測ります。よって(2)が正しい組合せです。
コリメーターは X 線の束を細く絞る部品、ポリクロメーターは複数の波長を同時に分ける分光器です。
この問題で狙われた罠:特性X線を使う(連続X線ではない)
単色化した特性X線を使う。特性X線の波長はターゲットの元素で決まり、電圧では変わらない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)