問7
個人サンプリング法による測定(C・D 測定)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)インジウム化合物、マンガン及びその化合物の試料空気を採取するときは、分粒装置付きの個人サンプラーを用いる。
- (2)個人サンプラーを装着する位置は、労働者の前面であれば腰部でも構わない。
- (3)個人サンプラーを装着した労働者が、単位作業場所外に出る場合であっても、測定結果に影響を与えない場合には、吸引ポンプを停止する必要はないが、その場合の測定値は、単位作業場所の滞在時間での時間加重平均値とする。
- (4)C 測定のサンプリング時間は、単位作業場所において労働者が作業に従事する全時間であれば、2時間未満であってもよい。
- (5)D 測定の測定値が複数ある場合には、得られた測定値のうちの最大値をD 測定の測定値とする。
正答 (2)
個人サンプラーの捕集口は、労働者の呼吸域(できるだけ口や鼻の近く)に装着します。前面であれば腰部でもよいとする選択肢2は誤りです。
個人サンプリング法は、労働者が実際に吸い込む空気をとらえるための測定です。腰の位置では呼吸域の濃度を代表できません。通常は襟元や胸元に装着します。
この問題で狙われた罠:サンプラーの装着(位置・C/D兼用)
サンプラーは呼吸域に装着。C測定とD測定は同じ労働者でもよいが、サンプラーは別々に装着する。
なぜ?
C測定は作業時間全体、D測定は最高濃度の15分と、目的と時間が異なるため。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)