問17
労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)防じんマスクの選定では、顔面とマスクの面体との高い密着性が要求される有害性の高い物質を取り扱う作業については、取替え式のものを選ぶ。
- (2)防じんマスクの面体の接顔部に、接顔メリヤスを使用すると、マスクと顔面との密着性が低下する。
- (3)放射性物質による汚染のおそれのある区域内の作業で、オイルミストが混在しない場合に使用する防じんマスクの区分はRS3又はRL3である。
- (4)酸素濃度 18 % 未満の場所でも使用できる呼吸用保護具には、送気マスク、空気呼吸器のほか、電動ファン付き呼吸用保護具がある。
- (5)アーク溶接作業に用いられる遮光保護具は、レーザー機器取扱作業でのレーザー保護めがねとして使用することはできない。
正答 (4)
電動ファン付き呼吸用保護具は、周りの空気をファンで吸い込み、ろ過して供給する保護具なので、酸素濃度 18 % 未満の場所では使用できません。選択肢4は誤りです。
酸素欠乏の場所で使えるのは、送気マスクと、空気呼吸器・酸素呼吸器などの自給式呼吸器だけです。ろ過式の保護具(防じんマスク、防毒マスク、電動ファン付き呼吸用保護具)は、周りに酸素が十分あることが前提です。
この問題で狙われた罠:送気マスク・空気呼吸器(酸欠場所の保護具)
酸欠場所で使えるのは送気マスクと自給式呼吸器(空気呼吸器など)。電動ファン付き呼吸用保護具や防毒マスクは不可。ホースマスクは自然の大気、エアラインマスクは圧縮空気が空気源。
なぜ?
周囲の空気をろ過する保護具は、酸素が足りない空気には無力。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和2年度 第2回・2021年2月実施)