問9
試薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)フッ化水素酸は弱酸である。
- (2)王水は、濃塩酸と濃硝酸を3:1の体積比で混合した溶液である。
- (3)金属塩化物は、全て水によく溶ける。
- (4)酢酸水溶液と酢酸ナトリウム水溶液を混合することにより、弱酸性の緩衝液を調製することができる。
- (5)濃硝酸は、酸化力を有する。
正答 (3)
金属塩化物の中には、塩化銀(AgCl)や塩化鉛(PbCl₂)のように、水に溶けにくいものがあります。「全て水によく溶ける」とする選択肢3は誤りです。
塩化銀が水に溶けにくいことは、塩化ナトリウムによる硝酸銀溶液の標定(沈殿滴定)にも使われています。
この問題で狙われた罠:試薬の性質(溶解性・市販濃度)
塩化銀のように水に溶けにくい金属塩化物もある。市販の濃硫酸は約18mol/L。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和元年度 第1回・2019年8月実施)