検量線法・内標準法・標準添加法
有機溶剤・原理・過去12回中6回、関連する論点が出題
原理
検量線法は、標準液の濃度と応答を結び、測定のたびに作成する。内標準法は、注入量などの変動を補正するため、目的物質によく似た内標準物質を使う。検量線の範囲を超えたら、希釈する(外挿しない)。
この原理で解ける論点は6個あります。丸暗記ではなく、理屈から答えを導けるようにしておくと、初見の選択肢にも対応できます。
この原理で解ける問題(4問)
令和6年度 第1回(2024年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
ガスクロマトグラフ分析法に用いる検量線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)標準溶液は、対象の標準物質を脱着溶媒で適切な濃度範囲内に希釈したものを用いる。
- (2)内標準法で用いられる内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ているが、実際の試料中に含まれず、かつ、測定を妨害しない物質を選択する。
- (3)比較的高濃度の溶液を標準原液として冷暗所に保管し、検量線作成の都度、適切に希釈して標準系列液を調製する。
- (4)内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した試料の体積を正確に測定する必要はない。
- (5)検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める。
正答 (5)
検量線の範囲を超える高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。選択肢5は誤りです。
標準溶液は、対象の標準物質を脱着溶媒で希釈して調製します。内標準物質は、目的物質に物理的・化学的に似ていて、試料中に含まれず、測定を妨害しないものを選びます。内標準法では、導入した試料の体積を、正確に測る必要がありません。標準原液は、高濃度で冷暗所に保管し、検量線作成のたびに希釈します。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「検量線法・内標準法・標準添加法」(過去12回中6回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:検量線法・内標準法・標準添加法(過去12回中6回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「標準液は、対象の標準物質を脱着溶媒で正確な濃度に希釈したものを用いる」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ており、測定を妨害しない物質を選択する」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「比較的高濃度の溶液を標準原液として冷暗所に保管し、検量線作成の都度、適切に希釈して標準系列液を調製する」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した体積を正確に測定する必要はない」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)論点「検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める(誤りの記述)」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
検量線の範囲を超える高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和6年度 第1回・2024年8月実施)
令和5年度 第1回(2023年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
ガスクロマトグラフ分析法に用いる検量線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)標準溶液は、対象の標準物質を脱着溶媒で適切な濃度範囲内に希釈したものを用いる。
- (2)比較的高濃度の溶液を標準原液として冷暗所に保管し、検量線作成の都度、適切に希釈して標準系列液を調製する。
- (3)検量線の適用範囲は、標準系列液の濃度の上限と下限の間にあり、かつ直線とみなせる範囲である。
- (4)内標準法で用いられる内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ているが、実際の試料中に含まれず、かつ、測定を妨害しない物質を選択する。
- (5)内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した試料の体積を正確に測定する必要がある。
正答 (5)
内標準法では、検量線を、標準物質と内標準物質のピーク面積(または高さ)の比で作成するので、ガスクロマトグラフに導入した試料の体積を正確に測定する必要はありません。「正確に測定する必要がある」とする選択肢5は誤りです。
標準溶液は、標準物質を脱着溶媒で、適切な濃度範囲内に希釈して使います。標準原液は、比較的高濃度で冷暗所に保管し、検量線作成のたびに、希釈して標準系列液を調製します。検量線の適用範囲は、標準系列液の濃度の上限と下限の間で、かつ、直線とみなせる範囲です。内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ていて、試料中に含まれず、測定を妨害しない物質を選びます。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「検量線法・内標準法・標準添加法」(過去12回中6回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:検量線法・内標準法・標準添加法(過去12回中6回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「標準液は、対象の標準物質を脱着溶媒で正確な濃度に希釈したものを用いる」
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)論点「比較的高濃度の溶液を標準原液として冷暗所に保管し、検量線作成の都度、適切に希釈して標準系列液を調製する」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「検量線の適用範囲は、標準系列液の濃度の上限と下限の間にあり、かつ直線とみなせる範囲である」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ており、測定を妨害しない物質を選択する」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:1回論点「内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した体積を正確に測定する必要はない」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第1回・2023年8月実施)
令和4年度 第1回(2022年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
ガスクロマトグラフ分析法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)測定により求められた数値は有効数字を考慮して表す。
- (2)検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める。
- (3)内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ており、測定を妨害しない物質を選択する。
- (4)GC-MSを用いる場合には、定性された対象成分のマススペクトルから代表的なイオンを選んで、検量線を作成する。
- (5)検量線は、測定の都度、作成する。
正答 (2)
検量線の範囲を超えた高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。選択肢2は誤りです。
測定値は有効数字を考慮して表します。内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ていて、測定を妨害しない物質を選びます。GC-MSでは、代表的なイオンを選んで検量線を作成します。検量線は、測定の都度、作成します。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「検量線法・内標準法・標準添加法」(過去12回中6回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:検量線法・内標準法・標準添加法(過去12回中6回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「測定により求められた数値は有効数字を考慮して表す。」
- (2)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)論点「検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める(誤りの記述)」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:1回論点「内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ており、測定を妨害しない物質を選択する」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (4)正しい記述初見:全12回中1回出題(出題確率8%)論点「GC-MSを用いる場合には、定性された対象成分のマススペクトルから代表的なイオンを選んで、検量線を作成する」
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「検量線は、測定の都度、作成する。」
検量線の範囲を超える高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和4年度 第1回・2022年8月実施)
平成30年度 第1回(2018年8月実施)
有機溶剤
得点必須S原理で解く
ガスクロマトグラフ分析に用いる検量線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める。
- (2)標準液は、対象の標準物質を脱着溶媒で正確な濃度に希釈したものを用いる。
- (3)検量線は、測定の都度、作成する。
- (4)内標準法で用いられる内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ているが、実際の試料中に含まれず、かつ、測定を妨害しない物質を選択する。
- (5)内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した体積を正確に測定する必要はない。
正答 (1)
検量線の範囲を超えた高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。選択肢1は誤りです。同じ記述は、令和4年度第1回にも出題されています(出題実績)。
標準液は、対象の標準物質を脱着溶媒で正確な濃度に希釈して調製します。検量線は、測定の都度、作成します。内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ていて、試料中に含まれず、測定を妨害しないものを選びます。内標準法では、導入した体積を、正確に測定する必要はありません。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:最高)。
理由:下記の通り、原理「検量線法・内標準法・標準添加法」(過去12回中6回出題)を理解していれば、論点そのものを暗記していなくても、解けるからです。
原理から解く:検量線法・内標準法・標準添加法(過去12回中6回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去12回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)誤った記述正答(原理から解ける):全12回中3回出題(出題確率25%)論点「検量線範囲を超えた高濃度の試料液については、検量線を外挿して定量値を求める(誤りの記述)」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (2)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)論点「標準液は、対象の標準物質を脱着溶媒で正確な濃度に希釈したものを用いる」
- (3)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:2回論点「検量線は、測定の都度、作成する。」
- (4)正しい記述頻出のおとり:全12回中5回出題(出題確率42%)/同じ記述の出題:4回論点「内標準物質には、目的物質と物理的・化学的によく似ており、測定を妨害しない物質を選択する」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
- (5)正しい記述頻出のおとり:全12回中4回出題(出題確率33%)/同じ記述の出題:3回論点「内標準法では、ガスクロマトグラフに導入した体積を正確に測定する必要はない」原理「検量線法・内標準法・標準添加法」:全12回中6回出題
検量線の範囲を超える高濃度の試料液は、検量線を外挿して定量してはいけません。試料液を希釈して、検量線の範囲内に入る濃度にして、測定し直します。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)