問13
騒音に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)人間が聴くことができる最も小さな音圧は 20 μPaであるとされ、この音圧は、音圧レベルを表す際の基準音圧として用いられている。
- (2)騒音レベルの測定に用いる騒音計の周波数重み付け特性 A は、人の聴力の感度が音の周波数によって異なるため、物理的な音の大きさを人が感じる音の大きさとして表すようにしたものである。
- (3)等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、dBで表す。
- (4)騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の蝸牛の中の有毛細胞が変性することにより起こる。
- (5)騒音防止対策は、大別して、受音者対策、伝ぱ経路対策、音源対策の3つがあり、この順序で実施するが、必要に応じ、これらの複数を組み合わせて実施する。
正答 (5)
騒音防止対策は、まず音源対策(騒音を出さない・小さくする)、次に伝ぱ経路対策(遮音・吸音・距離)、最後に受音者対策(聴覚保護具など)の順に実施します。受音者対策から行うとする選択肢5は順序が逆で誤りです。
化学物質のリスク低減措置と同じく、根本的な対策を優先し、保護具は最後の手段と考えます。
この問題は、試験本番では得点しなければならない問題です(学習の優先度:高)。
理由:初見の選択肢ですが、原理「労働衛生対策は、発生源に近いものほど優先」(過去23回中11回出題)を理解していれば、解けます。
原理から解く:労働衛生対策は、発生源に近いものほど優先(過去23回中11回出題)
この区分は、過去の全回の出題にもとづく目安です。
出題頻度
この科目の過去23回のうち、同じ内容が出題された回数です(同じ回に重複しても1回と数えます。頻度は、問われている論点(同じ事実のまとまり)の出題回数です)。
- (1)正しい記述初見:全23回中1回出題(出題確率4%)論点「人間が聴くことができる最も小さな音圧は 20 μPaであるとされ、この音圧は、音圧レベルを表す際の基準音圧として用いられている」
- (2)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:1回論点「騒音の測定には、騒音計の周波数重み付け特性Aを用いる。」
- (3)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:1回論点「等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、dBで表す」
- (4)正しい記述:全23回中3回出題(出題確率13%)/同じ記述の出題:2回論点「騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の蝸牛の中の有毛細胞が変性することにより起こる感音性難聴である」
- (5)誤った記述正答(原理から解ける):全23回中1回出題(出題確率4%)論点「騒音防止対策は、大別して、受音者対策、伝ぱ経路対策、音源対策の3つがあり、この順序で実施するが、必要に応じ、これらの複数を組み合わせて実施する(誤りの記述)」原理「労働衛生対策は、発生源に近いものほど優先」:全23回中11回出題
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)