作業環境測定士試験 過去問解説

拡散セルの濃度を決める要因(温度・流量・寸法・分子量)

ランクA 分析に関する概論・7回出題

正しい理解

拡散速度はチューブの断面積(内径の2乗)に比例し、長さに反比例、温度で大きく変わる。微調整は希釈空気の流量で行う。ppm濃度は拡散係数と飽和蒸気圧で決まる。

なぜそうなるのか

温度を変えると安定するまで時間がかかるので、すぐ効くのは流量。

この罠が狙われた問題

令和8年度 第1回(2026年8月実施) 分析に関する概論 ランクA

問8

拡散セルを用いた有機溶剤の標準ガス発生に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. (1)拡散チューブの内径が大きいほど濃度が高くなる。
  2. (2)有機溶剤量をセルごと秤量し、蒸発量を求めることにより濃度を計算できる。
  3. (3)拡散速度は、温度が高いほど大きくなる。
  4. (4)飽和蒸気圧が同じなら、異なる物質でも濃度が等しくなる。
  5. (5)拡散チューブの有効長が長いほど濃度が低くなる。

出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)