問15
検知管による測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)検知管には、真空法ガス採取器を用いて試料空気を採取するもののほか、電動吸引ポンプを用いて試料空気を10~30分程度連続して採取する連続吸引式のものがある。
- (2)真空法ガス採取器による検知管による測定では、ガス採取器のハンドルを一気に引いてロックし、所定の時間が経過した後、検知管を取り外し濃度を読み取る。
- (3)真空法ガス採取器による吸引回数を1/2回や複数回とすることで、検知管に表示された目盛範囲外の濃度を測定することができるものがある。
- (4)検知管でスチレンを測定する場合、アルコール類やエステル類が共存すると、その指示値は、スチレンの濃度よりも小さな値を示すことがある。
- (5)トルエン用の検知管には、五酸化ヨウ素による酸化反応を利用しているものがある。
正答 (4)
スチレン用の検知管では、アルコール類やエステル類が共存すると、それらも検知剤と反応して変色するため、指示値はスチレンの実際の濃度より大きくなることがあります。選択肢4は「小さな値」としているので誤りです。
検知管は「ある反応で色が変わる」ことを利用しているので、同じ反応をする物質が共存すると、その分も変色して指示値が高めに出ます。逆に、反応を妨げる物質が共存すると低めに出ます。共存物質の影響がどちら向きかは、反応の仕組みから考えるのが基本です。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和8年度 第1回・2026年8月実施)