問2
データの取扱いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)誤差とは、測定値の平均値と各測定値との差のことである。
- (2)精度とは、分析値のバラツキの程度を示すものである。
- (3)真度(正確さ)とは、分析を無限回繰り返したときに得られる平均値が真の値にどれだけ近いかを示すものである。
- (4)精度と真度(正確さ)よりも迅速性を優先することがある。
- (5)測定値のバラツキの大きさを示す場合は、測定値の平均値に標準偏差や不偏分散の平方根などを±をつけて表す。
正答 (1)
誤差とは、測定値と**真の値(真値)**との差のことです。測定値の平均値と各測定値との差は「偏差」なので、選択肢1は誤りです。
偏差はばらつきの計算(分散・標準偏差)に使う値で、誤差は真値からのずれです。真値は実際には分からないので、誤差は推定するしかありません。
この問題で狙われた罠:誤差の定義と種類(系統誤差・偶然誤差)
誤差は測定値と真値の差(平均との差は偏差)。系統誤差は一方向のずれで補正でき、偶然誤差はばらつきで回数を増やして小さくする。
なぜ?
「真値からのずれ」か「平均からのずれ」かを区別する。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和5年度 第2回・2024年2月実施)