問8
有機溶剤による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)酢酸メチルによる健康障害では、視神経障害などを生じる。
- (2)N,N-ジメチルホルムアミドのばく露では、頭痛、めまい、肝機能障害などがみられる。
- (3)塩素化炭化水素は、一般に、肝臓に対する毒性が強い。
- (4)二硫化炭素による中毒では、メトヘモグロビン形成によるチアノーゼがみられる。
- (5)脂溶性と水溶性を共に有しているアセトンは、皮膚や粘膜から吸収されやすい。
正答 (4)
メトヘモグロビン形成によるチアノーゼは、アニリンやニトロベンゼンなどの中毒の特徴です。二硫化炭素の中毒では、精神障害や動脈硬化、網膜の微細動脈瘤などがみられるので、選択肢4は誤りです。
令和2年度第1回にも、同じ論点があります。
この問題で狙われた罠:メトヘモグロビン血症の原因物質
メトヘモグロビン血症の代表はアニリン、ニトロベンゼンなど。二硫化炭素やTDIではない。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)