問9
精製水の製造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)蒸留水製造装置では、不揮発性の不純物のみを除去することが可能である。
- (2)金属製やガラス製の蒸留水製造装置からは、イオンの溶出がある。
- (3)イオン交換水の純度は、電気伝導度で評価する。
- (4)メンブランフィルターは、水中の粒子を除去できる。
- (5)逆浸透膜法では、溶存気体を完全に取り除くことはできない。
正答 (1)
蒸留では、不揮発性の不純物は除けますが、水と一緒に蒸発しやすい揮発性の不純物は取り除きにくくなります。「不揮発性の不純物のみを除去することが可能」という言い方は、蒸留の性質を正しく表していないので、選択肢1は誤りです。
精製水の製造法は、蒸留、イオン交換、逆浸透、メンブランフィルターによるろ過などを組み合わせて、それぞれの方法で除けない不純物を補い合います。
現在、管理者にて確認中蒸留水製造装置の誤りの理由を「不揮発性の不純物のみ」という言い方の不正確さとして説明しています。出題の意図と合っているか確認中です。
この問題で狙われた罠:精製水の製造方法
蒸留器はガラス・石英製(金属は溶け出す)。逆浸透法は浸透圧を超える圧力をかける。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(令和3年度 第1回・2021年8月実施)