問4
化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)インジウム化合物は、間質性肺炎を引き起こすほか、ヒトに対する発がん性が疑われている。
- (2)カドミウムは、主として腎臓皮質に蓄積し、腎機能障害を起こす。
- (3)フッ化水素による慢性中毒では、骨の硬化や斑状歯がみられる。
- (4)高濃度の硫化水素による中毒では、脳神経細胞の障害による意識消失や呼吸麻痺がみられる。
- (5)メタノールによる健康障害として顕著なものは、網膜細動脈瘤を伴う脳血管障害である。
正答 (5)
網膜細動脈瘤を伴う脳血管障害は、二硫化炭素の慢性中毒の特徴です。メタノールで顕著なのは視神経の障害なので、選択肢5は誤りです。
この問題のひっかけパターン:有機溶剤と健康障害の取り違え(網膜・視神経・造血)
網膜微細動脈瘤を伴う脳血管障害は二硫化炭素、視神経障害はメタノール・酢酸メチル、造血障害はベンゼン。
出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題(平成30年度 第1回・2018年8月実施)