区分・解法・出題頻度の見方
各問題の解説欄には、その問題の「区分」と「解法」、正答を割り出す「決め手」、選択肢ごとの「出題頻度」を、同じ形で載せています。
区分(学習の優先度)
- 得点必須S最優先。正答の論点が、ほぼ毎回のように出ている。
- 得点必須A優先。正答の論点が、頻出。
- 何とか得点B押さえる。正答の論点が複数回出ている、または、頻出のおとりを除外して絞り込める。
- 余裕があれば得点C正答の論点は過去に1回だけ、または、似た記述が別の回に出ている。捨てない。
- 失点やむなしD完全な初見。捨ててよいのはDだけ。
区分は、科目ごとに、過去の全回の出題頻度から決めた目安です。SとAは得点必須、Bは何とか得点、CとDの境目は「既出か初見か」です。
解法と決め手
- 暗記で解く:正答の選択肢の論点(事実のまとまり)が既出。決め手は、その論点の出題回数。
- 原理で解く:原理(法則やしくみ)から正誤が導ける。論点そのものが初見でも解ける。決め手は、原理のページ。
- 消去法で解く:頻出のおとり(過去に繰り返し出た誤りの記述など)を除外して、1つ、または2択に絞る。
- 物質の表で解く:選択科目で、物質ごとの測定方法の表から解ける。
- 似た記述で解く:別の回に正しい記述として出た内容の、数値や範囲を変えたおとり。元の正しい内容を覚えていれば見分けられる。
- トレンド:通算の回数以上に、直近の回に集中して出ている論点。次も出やすい。
出題頻度の表
選択肢ごとに、正誤・通算・直近・原理・ひっかけパターン・印を載せています。正答の行は色付きです。
- 通算:その科目の過去の全回(共通科目23回・選択科目12回)のうち、同じ論点が出た回数。同じ回に2回出ても1回と数え、その問題の回も含みます(初見の選択肢は1回)。言い回しが違っても、同じ事実なら同じ論点です。
- 直近:直近の回(共通科目6回・選択科目3回)のうち出た回数。通算の半分以上が直近に集まっていれば「トレンド」の印が付きます。
- 原理:その選択肢の正誤を導ける原理と、その原理が問われた回数。原理のページで、しくみを確認できます。
- ひっかけパターン(共通科目のみ。選択科目の表には、この列はありません):正答の選択肢に当てはまる、繰り返し出ているひっかけの型と、その出題回数。記述そのものは1回しか出ていなくても、同じ型が頻出なら、ここで分かります。中身はリンク先で確認できます。
- 印:正答の根拠(頻出・複数回・既出1回・原理・物質の表・似た記述・初見)と、頻出のおとり、初見の選択肢。
計算問題・穴埋め・組合せ問題は、選択肢ではなく、問題の形式ごとに数えています。
区分の決め方(くわしく)
区分は、「その問題の正答を、過去の出題の様子から、どれだけ確実に割り出せるか」を表します。次の順に調べ、最初に当てはまったところで決まります。
使う材料は3つです。
- 論点の出題回数:正答の選択肢の論点(同じ事実のまとまり)が、何回の回に出たか。
- 原理の出題回数:正答の正誤を導ける原理が、何回の回で問われたか。
- ひっかけパターンの出題回数:正答に当てはまる、繰り返し出ているひっかけの型が、何回の回に出たか(共通科目のみ)。
回数は、そのランク(S・A・B・C)に直して使います。対応は科目ごとの表のとおりです。回数には、その問題が出た回も含みます(初見の記述は「1回」、過去にも1回出ていれば「2回」)。
選択肢の問題(記述の正誤を選ぶ問題)
- 正答のランクを決める。正答の選択肢について、論点・原理・ひっかけパターンの回数を、それぞれランクに直し、いちばん高いものを「正答のランク」にします。
- トレンドなら、1段階上げる。論点が通算2回以上で、そのうち半分以上が直近の回(共通科目6回・選択科目3回)に集中しているときは、正答のランクを1つ上げます(B→A、A→S。Sはそのまま、Cは対象外)。印は「トレンド」。
- 正答のランクがS・A・Bなら、それが区分。S→得点必須S、A→得点必須A、B→何とか得点B。
- Cなら、消去法を試す。正答以外の選択肢のうち、論点(または原理)のランクが基準以上のものを「頻出のおとり」と数えます(基準:関係法令・デザイン・分析はA以上、そのほかの科目はB以上)。頻出のおとりを除いて、残りが1つ(全部除外できる)または2つ(2択)なら、区分はB(解法:消去法)。
- 物質の表で解けるなら、B。選択科目で、確認済みの物質の表(捕集法・分析法)から解ける問題です。
- 正答の論点が、過去にも1回出ていれば、C。通算2回以上、ということです。余裕があれば押さえます。
- 似た記述があれば、C。関係法令・一般・デザインで、別の回に正しい記述として出た事実の、数値や範囲を変えたものは、元の正しい内容を覚えていれば見分けられます(解法:似た記述で解く)。
- どれにも当てはまらなければ、D。完全な初見です。
たとえば、次のように決まります。
- 正答の論点が通算16回(一般)→ 正答のランクがSなので、得点必須S。
- 正答の論点は通算4回(一般、ランクC)だが、そのうち3回が直近6回に集中 → ランクCは引き上げの対象外なので、手順4へ。
- 正答の論点が通算7回(一般、ランクB)で、うち4回が直近6回 → トレンドで1段階上がり、得点必須A。
- 正答は初見(通算1回)だが、ほかの4つの選択肢が、どれも頻出のおとり → 全部除外できるので、何とか得点B(消去法)。
- 正答の論点は通算2回 → 余裕があれば得点C。通算1回で、似た記述もない → 失点やむなしD。
計算・穴埋め・組合せなどの問題
選択肢が数値や記号だけで、記述の正誤を選ぶ形ではない問題は、選択肢ではなく、同じ形式の問題が、何回の回に出たかで数えます(同じ形式かどうかは、問題文の類似度で判定)。
- 形式の回数と、ひっかけパターンのランクのうち、高いほうがS・A・Bなら、それが区分。
- 選択科目で、確認済みの物質の表から解けるなら、B。
- 同じ形式が、過去にも1回出ていれば、C。
- 完全な初見の形式なら、D。
選択肢ごとの印
出題頻度の表の「印」は、選択肢ごとの扱いです。
- 正答の行:区分を決めた根拠を示します。正答(頻出)=論点がSまたはA、正答(複数回)=論点がB、正答(原理)=原理のランクが論点より高い、正答(ひっかけパターン)=パターンのランクが論点より高い、正答(トレンド)=直近に集中して引き上げた、正答(物質の表)、正答(既出1回)、正答(似た記述)、正答(初見)=正答の論点は初見(消去法でBになった問題の正答も、この印)。
- 正答以外の行:頻出のおとり=上の消去法の基準以上、初見=この回にしか出ていない論点、空欄=過去に出ているが、頻出とまでは言えないもの。
回数とランクの対応(科目ごと)
表の数字は、ランクの下限になる回数(通算、その問題の回を含む)です。たとえば一般の論点は、16回以上でS、9回以上でA、6回以上でB、2回以上でCです。科目ごとに、S・A・B・Cの問題の割合が、おおよそ「S15%・A25%・B30%・Cは残り(既出かどうかで決まるC・D)」に近くなるように決めています。
| 科目 | 数える範囲 | 論点・ひっかけパターン | 原理 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S | A | B | S | A | B | ||
| 労働衛生一般 | 23回 | 16 | 9 | 6 | 12 | 8 | 5 |
| 労働衛生関係法令 | 23回 | 21 | 14 | 9 | 原理なし | ||
| デザイン・サンプリング | 23回 | 23 | 11 | 7 | 12 | 8 | 5 |
| 分析に関する概論 | 23回 | 12 | 9 | 6 | 12 | 8 | 5 |
| 有機溶剤 | 12回 | 10 | 5 | 3 | 6 | 4 | 3 |
| 特定化学物質 | 12回 | 5 | 4 | 3 | 6 | 4 | 3 |
| 金属類 | 12回 | 9 | 4 | 3 | 6 | 4 | 3 |
| 鉱物性粉じん | 12回 | 8 | 5 | 3 | 6 | 4 | 3 |
共通科目は過去23回、選択科目は過去12回(年1回)が対象です。選択科目は回数が少ないので、Bの下限を3回にしています。
注意
- 区分は、過去の全回の出題を数えた目安です。その問題より後の回の出題も数えているので、これから受ける人にとっての「確実さ」は、表示よりやや低めに見てください。
- 論点・原理・ひっかけパターンの紐づけには、運営者の判断が含まれます。
- 「捨ててよいのはDだけ」です。C以上は、押さえておくと得点につながります。